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- FXって本当に勝てるの?
- リピートFXて何?
一攫千金を夢みてはじめたFX(Foreign Exchange)で、裁量トレードをはじめて、気づけば多額の損失をかかえている人が多いです。
リピートFXであれば、一攫千金は難しいですが、コツコツおこづかいを稼ぐことは可能です。
私もFXをはじめて3年間は毎年赤字でしたが、リピートFXをはじめて2年間黒字です。
この記事では、リピートFXを少額からはじめる方法を徹底的に解説します。
最後に私のリピートFXの設定も紹介します。
リピートFXとは
裁量トレードとEA(自動売買)
リピートFXはEA(Expert Adviser)の一種で、あらかじめ設定した金額間隔で売買を繰り返すことを言います。いわゆる裁量トレードとは異なり、一度設定すれば、エントリーから決済までが自動で実行されます。
下図の例で裁量トレードとリピートFXの違いを説明します。裁量トレードでは、130円で買って150円で売り20円の儲けが出ています。一方、リピートFXでは、「10円ごとに買って、10円値上がりしたら売る」という設定で結果的に30円の儲けが出ています。
もちろん、裁量トレードでも予約注文すれば同じ売買は可能ですが、その設定や管理が大変です。
リピートFXのメリット
- 手間がかからず、自動で売買できる。
- チャートを見張らなくて良い。
- 感情に左右されない。
リピートFXでは、設定にしたがって自動で売買されます。チャートを常に監視する必要はなくなるので、兼業トレーダーの人でも無理なく続けることができます。
また、人は損失を回避する傾向にあり、状況に応じて、合理的ではない選択をしてしまいます。これはプロスペクト理論と呼ばれていて、「資産を減らしたくない」と認知バイアスが作用し、「損失の価値>利益の価値」となってしまっているためです。
簡単にいうと、「+10万円の嬉しさ」と「-10万円のショック」は「-10万円のショック」の方が心理的負担が大きくなります。その結果、損失回避をするためにチキン利確(含み益になるとすぐ利益確定)や塩漬け(含み損を損切りをしない)をしてしまいます。
コンコルド効果と呼ばれる認知バイアスもあります。これは、これまでの投資分を惜しむことで、つい投資を継続してしまうことです。
一度マイナスになると、取り返そうとロットを上げて大赤字というのを繰り返していたので、個人的にはこれが最大のメリットでした。
リピートFXのメリットとして「相場を予想しなくて良い」という人もいますが、これは半分正解で半分不正解です。短期的な変動を予想する必要はないですが、変動幅(レンジ)を予測します。
これについては後述しますが、通貨ペアの選択と資金管理が大事になってきます。
リピートFXのデメリット
- 長期間含み損を抱える。
- 爆益は狙えない。
短期的な上下方向を予測しないので、含み損を抱えることが多いです。特に一方的に逆行する場合は、大きな含み損を抱えることになります。詳しくは次のリスクのところで説明します。
また、SNSでは一か月で10倍、100倍といったFXの爆益報告を見かけますが、リピートFXでは無理です。せいぜい月数%といったところです。
正直夢はないかもしれませんが、再投資すれば複利も効きますので長期投資に向いています。
長期投資であれば、新NISAで投資信託をやれば良いと思われる方もいるかと思いますが、その通りで、FXはあくまでも投資先の1つでしかありません。税制優遇もないので新NISAの方が良いという考え方もあります。利確頻度が高いので、分配金を毎月もらえる投資信託くらいのイメージで、投資信託と為替に分散したい方向けです。
私の経験上、月平均で1%程度で、税引き後で年10%以上といったところです。
リピートFXのリスク
- 予測したレンジを逆行して外れる。
リピートFXの性質上、予測が外れて一方的に逆行してレンジを外れることが最大のリスクです。「10円ごとに買って、10円値上がりしたら売る」設定をしていて、下図のようにチャートが動くと雪だるま式に損失が膨れ上がります。そしてあっという間にロスカット(強制決済)になります。
ではこれをどのように防げば良いかという話ですが、重要なのは以下の2つです。これがそのまま設定に直結します。詳細は後述します。
- 通貨ペアの選択
- 資金管理
リピートFXの始め方
ではリピートFXを始めてみましょう。
オススメのリピートFX【1選】
リピートFXを始めてみたい方におすすめなのは、松井証券MATSUI FXの自動売買(リピート注文)です。
松井証券は老舗の証券会社ですが、オンライントレードにいち早く取り組んだ、楽天証券やSBI証券と並ぶ大手5大ネット証券の1つです。格付投資情報センターからBBB+の評価(信用力は十分)を受けていて安心して利用できます。
他の有名どころでは、以下のようなシステムがあります。トラリピは最も有名かもしれません。
ここでは実質の手数料が一番少なく、少額で始められる松井証券をおすすめします。他社も色々特徴がありますので、それは別途紹介したいと思います。
それでも、他のリピートFXと比較して、松井証券をおすすめする理由は以下の3つです。
- 少額で始められる。
- 手数料無料。
- スプレッドが小さい。
- しっかりプラススワップがある。
リピートFX | 売買手数料 | スプレッド | 買スワップ | 売スワップ | 最小取引単位 | 通貨ペア数 |
---|---|---|---|---|---|---|
リピート注文(松井証券) | 無料 | 20~90円 1通貨あたり0.2~0.9銭 | 214円 | -254円 | 1 | 20通貨ペア |
トラリピ(Money Sauare) | 無料 | 400円 (1通貨あたり4銭) | 223円 | -307円 | 1000 | 16通貨ペア |
ループ・イフダン(アイネット証券) | 無料 | 200円 (1通貨あたり2銭) | 185円 | -315円 | 1000 | 20通貨ペア |
iサイクル2取引※1(外為オンライン) | 40円(往復) 90日間無料キャンペーン中!! | 90円 (1通貨あたり0.9銭) | 185円 | -315円 | 1000 | 26通貨ペア |
トライオートFX(インヴァスト証券) | 200円(往復) ※通貨数により異なる | 30円 1通貨あたり0.3銭 | 235円 | -285円 | 1000 | 20通貨ペア |
トラッキングトレード(FXブロードネット) | 400円(往復) | 20円 (1通貨あたり0.2銭) | 230円 | -262円 | 1000 | 24通貨ペア |
少額で始められる
なんと1通貨から売買可能です。私は、200万円運用して毎月およそ2万円程度の利益を出していますが、例えば10万円運用で真似することも可能で、毎月1000円程度の利益を実感できるかと思います。
私の設定については後述します。
ちなみに、2024年7月時点で約28,000円の含み損を抱えています。まだ運用を始めてからショック相場を経験していないため、過信せずに複利運用ではなく単利運用として総資産を一定にして口座維持率を高めに保つようにしています。
これは資金効率が悪いことを意味するのですが、リーマンショック級のショック相場を想定した運用となっています。
手数料無料
裁量トレードしている人なら、この無料というのは当たり前と思われるかもしれませんが、リピートFXに係る手数料が有料の証券会社はあります。
松井証券であれば無料でリピートFXができます。
スプレッドが小さい
証券会社は為替の変動リスクをスプレッドという形で添加しています。ある意味流動的な手数料と捉えることができます。当然ながらスプレッドが小さいほどトレーダーは有利になります。
私たちが証券会社に支払う「実際の手数料」は、「手数料+スプレッド」です。そう考えると松井証券のリピート注文は最安で非常に優秀です。
しっかりプラススワップがある
証券会社において、リピートFXのシステムを利用するとプラススワップが小さく、マイナススワップが大きいということがあります。
松井証券では、裁量トレードと変わらないスワップで運用することができ、特にマイナススワップが小さいです。リピートFXでは、ポジションの長期保有によるマイナススワップの蓄積が発生しますが、これを抑えることができます。
リピート注文(松井証券)のデメリット
デメリットはないのか、という話になりますが、人によってはデメリットになり得ることはあります。
個人的に欲しいと惜しいと思っているのは以下の2点です。
- シミュレーション機能がない。
- 欲しい通貨ペアやCFD、ETFがない。
シミュレーション機能がない
自分の考えたリピートFXの設定(戦略)に対して、過去データから総資産推移やロスカットなどのシミュレーションをできると安心して運用できます。
シミュレーション機能はトラリピにありますので、うまく併用するのもありだと思います。
また、戦略を提供している証券会社もあります。
このあたりのサポートが手数料に表れているのかもしれません。
欲しい通貨ペアやCFD、ETFがない
また、通貨ペア数は他の証券会社と比較して見劣りはしませんが、証券会社によって扱っている通貨ペアが異なります。実際私は、証券会社にあわせて、自分の戦略を立て直しました。
CFDやETFは最早リピートFXと言って良いか分かりませんが、リピート注文との相性は非常に良いと思っています。実はトラリピやトライオートで提供されていますが、買いも売りも調整額(FXでいうスワップ)がマイナスとなっており、まだ始めておりません。国内株式のETFの調整額が0円になったら始める予定です。そのときは紹介します。
おすすめの通貨ペア
- 相関の高い通貨
- 複数の通貨ペアで分散
相関の高い通貨
相関の高い通貨のペアは長期的に一方的なトレンドを作らず、ボックスを作りやすいです。
まず下のEUR/JPYとGBP/JPYを重ねた図を見てください。両方とも上昇トレンドになっていて、チャートもよく似ています。
次に、下のEUR/GBPを見てください。上下に行ったり来たりとボックスを形成しているのが分かります。
EUR/GBPのように相関の高い通貨のペアはリピートFXと相性が良いので優先的に入れておきましょう。
複数の通貨ペアで分散
EUR/GBPは買スワップがマイナス、売スワップがプラスとなっています(2024年7月時点)。しかし、スワップは国同士の金利差から計算されるので、逆転することもあります。
リピートFXの設定を設計する際は、スワップが逆転しても良いように、複数の通貨ペアで売買をしてリスク分散するのが良いです。
例えば2022年7月頃に、EUR/JPYの売スワップがプラス、買いスワップがマイナスだったのが、売スワップがマイナス、買いスワップがプラスになりました。2024年7月時点で、売スワップがマイナス、買いスワップがプラスは継続となっており、売りスワップと買スワップの差は広がっています。
これは日本がマイナス金利を取り続ける中、他国が金利を上げていったためです。その結果、歴史的円安が進行しました。リピートFXでクロス円(〇〇/JPY)ひたすら売り続けた人は、含み損とマイナススワップのダブルパンチをうけました。
私はCAD/JPYを運用していましたが、調整もあまりなく想定していた範囲を超えて円安が急激に進行したため早い段階で撤退しました。当面金利差が戻らないと思っていたこともあります。
複数の通貨ペアを持つことで、スワップのプラスマイナスを分散できます。また、通貨ペア同士が低い相関であるほど、変動が異なるので評価損益が安定します。例えば、EUR/JPYとGBP/JPYは相関が高いのでこれら2つの通貨ペアを同時に持つのはおすすめできませんが、一方で、相関性の低いAUD/JPYとEUR/USDの通貨ペアを同時に持つことで分散が期待できます(下図)。
通貨や通貨ペアの相関性を見られるサイトはたくさんありますので、参考にしてみましょう。
資金管理
ロスカットしないように設計する必要があります。
1つの建玉に対して、ロスカットラインを計算できるできるサイトはたくさんありますので、これを利用して計算します。
これは私の設計方法の紹介です。私の方法はリスクを抑えることを目指しているため、資金効率は悪いです。
- 平均取得価額と総通貨数を計算する
- ロスカットシミュレーションをする(資金を見積もる)
- 複数の通貨ペアで設定する場合は、通貨ペアごとに1と2を行い、最後に資金を合算する
具体的に見ていきましょう。
「USD/JPY、100円~160円で10円ごとに1000通貨買う」という設定としましょう。
1. 平均取得価額と総通貨数を計算する
(平均取得価額)=(100+160)÷2=130円
(総通貨数)=((160-100)÷10+1)×1000=7000通貨(0.7万通貨)
2. ロスカットシミュレーションをする
松井証券の証拠金シミュレーションで計算した例が以下です。
建玉レートに平均取得価額、取引数量に総通貨数を入力し、純資産には好きな金額を入れて、「計算する」を押すと、ロスカットラインが88.922(円)と出てきます。これは30万円入金しておけば、先ほどのUSD/JPYの設定で88.922円まではロストカットされず運用されないという意味です。実際には、スワップが考慮されず厳密ではないので、あくまで参考です。
売りでも運用する場合は買いと同じ純資産になるように計算してください。
3. 複数の通貨ペアで設定する場合は、通貨ペアごとに1と2を行い、最後に資金を合算する
各通貨ペアで計算した資金(純資産)を足します。3つの通貨ペアで30万円ずつ必要であれば、90万円となります。
リピートFXの設定
現在の私が松井証券MATSUI FXで実際に運用しているリピートFXの設定を紹介します。利益を約束するものでも、設定を推奨するものでもなく、あくまでも一例と捉えてください。
私は200万円で運用していますので、20万円で運用する場合は、通貨数を1桁下げてください(1500通貨→150通貨)。ちなみに、松井証券では1通貨から可能なので、通貨数を2桁下げて2万円で運用も可能です。
松井証券のホームページでは、インフルエンサーの方の設定例を紹介しています。